非告知型避難訓練システム 作業者は従業員
「訓練用アラーム」を使い、事業主が決めた日時に何回でも自由に訓練できます。
従業員に訓練日時を知らせずに行うのでリアルな訓練ができます。
避難に最も重要な「初動の大切さ」を学べ、問題点を把握することで避難訓練の能力が向上します。
[記載例]を参考に、「テーマ」と「課題」を作成することで避難行動の問題点を探り出し、解決法を導く力が身に付きます。

「エフサップ」避難訓練の前に

避難訓練登録画面 避難訓練計画の使い方はこちら

 

【避難訓練の目的】を設定しましょう

避難の目的は、すべての従業員の命を守り、安全を確保することです。
訓練を通じて緊急時の「初動」を明確化し、従業員一人一人が最も重要な「初動」を身に付けましょう。

 

【避難時の基礎知識】を知っておきましょう

避難の必要な災害には、「火災」 「地震」 「火山噴火」 「津波」 「山崩れ(土砂崩れ)」
「台風」 「集中豪雨」などが有り、災害のタイプにより避難方法が異なります。

☆緊急度の高い災害の避難訓練 《「火災」 「地震」 「火山噴火」 「津波」 「山崩れ(土砂災害)」など》

「避難指示責任者の指示を待たず、災害発生時に何も持たず即時避難を開始します」
「避難中に、要支援者や傷病者が居たら避難列の中に囲い込むようにして一緒に避難します」

☆緊急度が低い災害の避難訓練 《「台風」 「集中豪雨」 「浸水」など》
「避難指示責任者の指示を待って、必要な貴重品を持ち避難します」
「必ず、ガスや電気などの元栓を閉めた後に避難します」

☆上記いずれの場合も、避難場所に到着した時に全員の安否確認を行います。
もし、未到着者が居た場合は、二次災害にならないように安全を確保しながら捜索をします。

☆地震発生時には、まず、
「オフィス家具などで怪我をしないように身体の安全確保を行います」
「事務所から避難するための避難口を確保します」

☆避難には《水平避難》と《垂直避難》が有ります。それぞれの違いを知っておきましょう。
《水平避難》 … 
A地点からB地点まで平面移動して避難することを言います。
主に「火災」や「地震」「火山噴火」「山崩れ(土砂災害)」などに有効な避難方法です。災害の拡大によっては《垂直避難》と併用する場合が有ります。
《垂直避難》 … 
A地点から、現在地より高い位置にある避難場所に避難することを言います。
主に「津波」や「浸水」「洪水」など水害が発生した場合は《垂直避難》が有効で、生死を分ける場合が有ります。
災害の規模を予測しながら出来るだけ高い場所に移動します。

《訓練の組み立て方とメニューの作り方》

 

《訓練の組み立て方》

【避難訓練の日時】を設定し、(1)から(9)までの流れで訓練します。
《※重要なポイントは、訓練日時を従業員に非通知で行うこと》
(1)訓練実施の前月に全従業員に対し、
「来月の間に避難訓練を実施しますが、日時は発表しません」と明確に告知します。
注意 : 訓練日時を知っているのは、経営者と実施担当者のみにします。
     日常業務に支障が出ないよう従業員を幾つかのグループに分け実施します。

(2)実施の度に、「避難場所までの目標到達時間」と「テーマと課題」を決めましょう。
「目標到達時間」は生死を分ける時間です。明確に目標時間を決めましょう。
「テーマと課題」は下記の課題例を参考に、数回に分けて異なる「テーマと課題」を付与することで訓練のマンネリ化を防ぎ、「テーマと課題」に対する問題意識を持ちやすくしましょう。

(3)訓練開始時間になると、訓練予定の従業員所有スマートフォンの「避難訓練アラーム」が鳴ります。

(4)即時に避難行動を開始しましょう。

(5)訓練者は与えられた「テーマと課題」を意識しながら、「目標到達時間」内に指定避難場所に避難します。

(6)避難場所に従業員が集合したら、安否確認責任者が全員の安否を確認します。
避難場所に未到達者が居た場合は、二次災害にならないように安全を確保しながら捜索をします。
※訓練計画の実施担当者が、参加者数名に「故意に未到達するよう要請。安否確認から捜索までの訓練を取り入れる」ことも変化の有る訓練となり、有効だと思われます。

(7)避難訓練が終了し全員が事業所に帰って、直ぐ「避難場所への所要時間」と与えられた「テーマと課題」に対する調査書類を作成します。

(8)訓練参加者を5~6人のグループに分け、それぞれのグループ内で調査結果を発表、それぞれの「テーマと課題」に対して検討し合い、最もベストな避難行動がどういった行動かの結論を出します。

(9)訓練参加者全員で集まり、それぞれのグループから最もベストな避難行動を発表し、質疑の後、避難行動心得を作成。全従業員に配布します。
(マニュアルの形式を取らない … 自分で考えることを止め、思考停止になる可能性が有ります)

 

《訓練メニューの作り方》

訓練の度に【避難訓練の「テーマと課題」】を決めることでマンネリ化を防ぎ、実効性の高い訓練にします。
《※訓練を始める前に、参加者全員で下記内容を参考に地域に合った課題を出し合いましょう》

◎訓練毎に「テーマ」を決め、実施します。
従業員一人一人が「テーマ」に基づいた目標を持ちクリアできるよう努力しましょう。

[テーマ(例)]
「目標時間内に避難場所に到達する」
「避難時に従業員仲間〇〇人に避難の呼び掛けをする」
「避難時に事業所周辺住民〇〇人に避難の呼び掛けをする」
「要支援者を同行して避難する」
「傷病者を同行して避難する」
「事業に必要な貴重品や重要なものを持って避難する(地震などでは持たない)」
「ガス・電気などを切って避難する(地震などでは何もせず避難)」

◎全訓練を通じて次のような「課題意識」を持った参加が必要です。
 訓練終了後は、課題に対する答えを持ち寄り改善書類を作成、次回の訓練に役立てましょう。
[課題(例)]
A.避難場所までの避難行動の障害となる要因 : 
避難路途上に
「道路が損壊する可能性がないですか?」
「倒壊の可能性がある家屋がないですか?」
「頭上から落下物である《屋外広告物》や《転倒しやすい樹木》がないですか?」
「火災が発生しやすい木造建て家屋がないですか?」(※木密地域を参照して下さい)
「橋梁が落下する可能性はないですか?」
「液状化発生が予測されている道路ではないですか?」
「倒壊の可能性があるブロック塀がないですか?」
「津波襲来地域や浸水地域の中を通ってないですか?」
「山崩れ、崖崩れの可能性はないですか?」
B.避難場所までの避難行動に役立つ要因  : 
避難路途上に
「緊急避難先になる『コンビニ』や『マンション』『オフィスビル』などの施設を見付けましょう」
「他に適切な避難路をないか探しましょう」(避難路は必ず複数持ちましょう)
「AEDの有る施設やビルをチェックしましょう」
「避難路途上に危険な箇所が無いか発見しましょう」
「避難場所までにどんな建築物があるか確認しながら地域を知りましょう」
「適切な避難手段(徒歩、走る、自転車、バイク、車)を知りましょう」

この項は従業員全員で閲覧しましょう!!


《警報発令者 豆知識》

 

【「避難警報発令者の真相」を知っておきましょう】

避難警報を指示する発令者の置かれている立場には、大きな問題が含まれています。
一般的に、警報発令者には3つのタイプが有ると言われています。

☆【グリーン発令者】 … 

とにかく安全第一で、状況変化には常に想定外(予測外)が有ると考え、早期避難を
指示するタイプの発令者。 

☆【イエロー発令者】 … 

当該地域の住民が多少危険なのを承知で、あまり住民を動かしたく無いタイプの発令者。
ただし、下記のレッド発令者と違い、具体的な兆候が無くても周囲の意見が避難を強く求めて、自分の意見が少数意見になると判断を変える可能性の高いタイプの発令者。

☆【レッド発令者】  … 

当該地域の住民が多少危険なのを承知で、具体的な兆候が確認出来ないと発令しないタイプの発令者。


※人的被害拡大の背景には、このイエロー発令者、レッド発令者の存在が有る。但し、このイエロー発令者、レッド発令者が生まれる背景には、予測が当たらない時にはその責任を巡り、問題になりたくないから具体的な兆候が確認出来るまで発令したくないという事例が多い。

 

解決策として「発令者のプレッシャーを除去する 『新しい文化』を育てましょう

それは、『避難指示が空振りに終わった時、避難指示者に対し「徒労だった」「判断が間違っている」と責める文化ではなく、 『 避難指示が無駄になって良かった ⇒ 指示が空振りだった ⇒ 災害が起きなかった ⇒ 被害が無かった 』 と喜び合う文化を育て、共有しましょう。

→ 「空振りで良かった」と互いに喜び合う新しい文化

 

すべての避難警報発令者のプレッシャーを除去し「グリーン発令者」にしましょう



※「木密地域」 : 木造住宅密集地域の略で、狭い敷地の木造住宅が密集している地域をいいます。
地域には公園や6メートル以上の道路が少なく、老朽住宅が多いため、建物の倒壊や火災時には延焼がしやすく重大な被害が発生する可能性が高い地域のことを指します。


ではオリジナル避難訓練日を設定しましょう

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